接客術

「最安値をゲットしたい」と「あなたのお店で買いたい」という正反対の心理

例えばシャツを買おうと思った時、最安値をゲットしたいと思う気持ちは理解できます。

同じ商品なんだから、安ければ安いほど良い。

この心理状態の元、色々なネットショップや比較サイトを見て調べて見つけ出して購入するという作業に入ります。

では、

金額は定価でも良い。このお店のこの店長から買おう。

これはどういう心理状態なのでしょうか?

店長と知り合いだからとか、探すのがめんどくさいからとか、人それぞれ色々な理由があると思います。

では、さらに条件を加えてみます。

金額は定価でも良い。別に知り合いでもなく、お店もちょっと遠いけど、このお店のこの店長から買おう。

「知り合いでもない」「お店が遠い」なんて、普通に考えると悪条件です。そうまでしてそのお店で買おうと思うお客様はいるでしょうか?

結論から言うと、います。さらに言うと繰り返し購入するヘビーユーザーとなる方が多いです。

実際にそんなお客様がたくさん集まる洋服屋さんは存在するのですね。

なぜ?

仮にその洋服屋さんをA店とします。

A店の店長は、「売上を作りたい」と考える前に、「この人の役に立ちたい」と常に思っているのですね。

その結果、「洋服のことなら、とりあえずA店の店長に聞けばなんとかしてくれる。あれこれ自分で考える必要がない。」と考えるお客様が現れるワケです。

特に経済的に余裕のある客層のニーズに刺さるパターンです。客単価も高くなり、結果的に売上アップにつながります。

そういった思いのもとで立ち上げたブログは、A店の強力な武器のひとつとなっているのです。

もう何年も前から色々な人が提言して使い古された集客のノウハウを、私はこのブログでいろんな視点から同じようなことを繰り返し書いています。

それは、「わかっているけど実行できていない人」がいるからです。

このブログが、いつか誰かの腑に落ちることを願っています。