例えばシステム開発やウェブ関連の業種で
お客様に喜んでいただきたい。
お客様が喜んでもらうことが何よりのやりがい。
だから、
- お客様がやり直してと言ったら何度もやり直しなさい
- お客様の要望は何が何でも叶えよう
- 納期はお客様の希望通りに!
- お客様の提示した予算内で全てなんとかして
そう考えている、またはそれに近い考えの社長さんは、意外といます。
これに従い業務を進めるとどういうことになるか?
お客様は「言ってみるもんだ。何でも言うことを聞いてくれるじゃないか。とりあえず何でも言ってみよう。」と無意識に考えます。
これはお客様を甘やかしている状態と言えます。
社員は専門分野以外のことを言われ、いやいやながらもどうにか対応しようと自分で頑張ってみたり、外注を検討したりで時間を使います。
結果、社員のパフォーマンスは下がり、本来提供できるはずのクオリティを維持できず、予定工数もオーバー。
ここでお客様を大事にしていない状態が発生します。
そして、その報告を受けた社長は担当した社員の評価を下げる。
まあ極端かも知れませんが、こんなことが起こるのです。全てが噛み合わない例です。
お客様を甘やかした結果、お客様を大事にしていない状態となる。
こうなる前にテコ入れすべき箇所はたくさんあります。
お客様を大事にするということは、社員が最高のパフォーマンスを発揮する環境を構築するということが最も重要なことのひとつです。