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【O2Oマーケティング】スマホから店舗来店へ導く仕組みの作り方

店舗を構えて商売を営んでいる方にとって、O2Oマーケティングという考え方は、時代の流れにうまく乗るための一つの考え方として役立ちます。また、継続して安定的な売上を確保するという流れをルーチン化させるためにも役立ちます。

O2Oマーケティングは、オーツーオーマーケティングと読みます。Online to Offline、カタカナで書くとオンラインtoオフラインの略で、ホームページやブログなどのオンラインから、店舗、いわゆるオフラインにお客様を誘導するという、来店促進のための仕組みのことです。実店舗への来店を効率的かつ効果的に導く手法として注目されています。

厳密に略すとOtoOなんですけど、toを2に置き換え、より簡略化してO2Oとした方がマーケティングの世界では一般的、なのではないかと思います。

スマホの普及とO2Oマーケティングの関係

実はO2Oマーケティングが注目されてから、もうずいぶん年数は経っています。2000年代前半は「クリック&モルタル」なんて呼ばれていました。クリックがインターネット、モルタルが実店舗をそれぞれ意味しているんですね。モルタルって建物の壁に良く使われているアレですよね。だからモルタルなんて呼ばれていたんですかね。多分。

話を戻しまして、実際に店舗を構えて商売を営んでいる方にとっては、このO2Oマーケティングという考え方を意識することで、安定した売上の継続的な確保や、その売上確保の仕組みをルーチン化することによる仕事の効率化など、多くの恩恵を受けることが出来ます。

そしてここ数年、もはやパソコン並みの性能にまで進化したスマホ、そしてその爆発的な普及によって、世の中の人々がオンライン上に滞在する時間、つまりスマホを見ている、または操作している時間が、ほんの数年前と比較しても、比べ物にならないくらい長くなっているという現実を見ると、O2Oマーケティングは、より重要な考え方として意識すべきではないかと思います。

お腹が空いたらスマホ、痩せたいならスマホ、綺麗になりたいならスマホ、欲しいものがあればスマホ、知りたいことがあればスマホ、スマホはもはや欲求の基点です。そこから、いかに自分のお店を選択してもらうか、その流れをお店として確立することが今後重要になってきます。

 

ホームページ・ブログを運営する

ホームページ・ブログを利用するO2Oマーケティングは、もはや、多くのお店がやっていると思います。しかし、集客や売上アップに成功しているか?という視点から見てみると、成功していると言えるのは、ほんの一部のお店なのではないかと思います。

ホームページでいつまでに何を達成したいのか?そのために何をするのか?今月の結果は?など計画的に取り組んでいるお店が少ないということです。さらに言うなら、それらの目的に対して、行うアクションがズレているケースも数多くあります。そうならないように注意しながら運営する必要がありますが、これがお店の中でうまくルーチン化できたら、O2Oマーケティングの成功と言えると思うし、それこそO2Oマーケティングの本質なのではないかと思っています。

 

SNSでお店の情報発信する

SNSでお店の情報を発信していく手法は、O2Oマーケティングとしては、今、誰もが最初に思いつく手法なのではないでしょうか。ネットで行う販促や集客はSNSのみだというお店も多いですよね。Twitter、Facebook、インスタ、LINEなど簡単に発信できる手段はたくさんありますから。そして、ユーザーの多くがそれらSNSのアプリをスマホにインストールしていますので、自動でお知らせするプッシュ通知を集客に活用できます。スマホが音や振動でお店情報が更新されたことを教えてくれるので、メールと比較してもプッシュ通知は完全に放置されることは少ないという大きなメリットがあります。ゆえに、ことあるごとにお店をアピールできます。過度のアピールは逆効果ですが。

また、残念なことにホームページ・ブログと同様、正しく取り組んでいるケースは少ないと言えます。およそO2Oマーケティングとは程遠い使い方をしているお店も多いので注意も必要です。

 

Googleマイビジネスに登録して活用する

Googleで検索した時に、上記赤枠内のように表示されるのがGoogleマイビジネスです。

Googleマイビジネスについて詳しく知りたい方はこちら↓
Googleマイビジネス登録のメリット。無料でお店をアピールしよう。

O2OマーケティングとGoogleマイビジネスは切っても切れない関係なのではないでしょうか。地域+業種という検索方法、いわゆるローカル検索と言われる検索方法で力を発揮するのがGoogleマイビジネスです。ローカル検索は、例えば今いる場所の近くにあるお店を探す時などに行われます。当然ですが、ここでもスマホが利用されますよね。

Googleマイビジネスは、特に登録などしなくても表示されるのですが、登録することにより、ホームページのURLなど正確なお店の情報が掲載でき、ユーザーのコメントに対して返信できたり、写真をアップロードできたりします。そして、よく情報を更新しているお店は上位に表示されやすいという仕組みもありますので、やはり登録はしておいた方が良いでしょう。

間違った情報の発信や、ユーザーによるネガティブなコメントへの対処など、気を付けるべき部分もありますが、O2Oマーケティングとして上手に利用すれば、お店の集客や売上アップに大きく貢献してくれることは間違いありません。

 

継続して改善をする

すべての方法に言えること、むしろO2Oマーケティングに限らず、すべてのアクションに言えることなのですが、「継続して改善すること」これが大切です。一発で成功することは、まずありえませんので、継続して改善する方法、そのノウハウを習得することです。それはやっていくうちに自分の中に蓄積されていくものです。

そして何よりも、ホームページ(ブログ含む)を中心に据えることがO2Oマーケティングを成功に導くためには必要だと考えます。なぜなら、SNSには少なからず流行り廃りがありますし、それを考えると今のSNSを今後数十年使い続けることができるか疑問ですし、Googleマイビジネスを活用するにもホームページは必須だからです。

ホームページというユーザーがいつでも集まれる場所があってのSNSでありGoogleマイビジネスであり、食べログ・ぐるなび・ホットペッパーなどのポータルサイトです。安定的に継続して集客するためには、できるだけ外部のサービスに依存しないことが重要なのです。

今回は、具体的な手法というよりも、スマホの普及を考慮したO2Oマーケティングという考え方を中心にお伝えしました。この考え方を基に、あなたのお店に最適なO2Oマーケティングを取り入れてみてください。